【エイプリルフール】西武新宿線 地下鉄で山手線内乗り入れ、品川まで延伸

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今年のエイプリルフールのネタ、いかがでしたでしょうか。多少使い回し感はありますがご容赦下さい。多少なりともワクワクしてくださった方がいれば、幸いです。

西武ホールディングス株式会社は、4月1日、西武新宿線を地下化し、品川まで延伸すると発表した。延伸ルートは、西武新宿線下落合駅の東で新目黒通りの地下へ入り、鶴巻町の交差点を右折、そのまま外苑東通りを南下する。乃木坂の先から青山墓地下を経由して、西麻布の交差点の手前で外苑西通りへ入り、目黒通りの手前で、東京地下鉄株式会社(以下メトロ)が建設中の南北線の品川への延伸部分と乗り入れることで品川駅へと至る。途中駅については、現時点では、品川駅の手前にグランドプリンスホテル高輪駅(仮称)を建設することは決定しているが、その他については未定。7駅から8駅程度を予定し、既設地下鉄線との乗換利便性を考慮しつつ、西武鉄道がホテル等の駅直結施設を建設することを前提に、今後、用地の取得を進めて行く。グランドプリンスホテル高輪駅(仮称)をメトロの南北線延伸部に建設することについては、西武鉄道が駅建設の費用を全額負担することで、メトロと合意済みとのことである。事業費は総額で6000億円を見込んでおり、所有施設の売却益をあてるとみられる。

西武鉄道としては、長年の夢とも言える新宿線の都心乗り入れが、地下鉄として自社路線で実現することとなる。背景には、昨年のメトロの株式上場があるようだ。関係者によれば、民間会社による都心の地下鉄の独占は将来的に許容しづらくなることから、国、東京都ともに、西武鉄道の都心乗り入れに前向きだとのことである。

また、西武鉄道としては、新宿線の沿線の利用者の利便性を高め、沿線の開発を積極的に進めて行くだけではなく、高輪地区のグループホテルとの連携を深め、西武新宿線へのインバウンド効果の波及を狙う目的もあるとしている。