田町駅の北側で羽田空港アクセス線の工事が進んでいます。現在は、山手線の引き込み線の撤去のため、線路が枕木から外されています。



また、札の辻橋の南側では、旧大汐線から地下へ入るための工事の準備が進んでいます。

2024年4月16日
JR東日本が、「羽田空港アクセス線(仮称)における高輪築堤等の調査・保存について」ニュースをリリースしました。「これによると羽田空港アクセス線(仮称)の下り勾配の開始地点を当初計画より約 100m 品川方に変更すること によって、東海道線の線路下に存在すると想定される高輪築堤の一部を現状のままで保存します。 高輪築堤への支障範囲が延長約 160m だったものが、上記計画変更により、延長約 100m を現状のま まで保存できると想定しています。」とのことです。

つまりこれまでの計画では、築堤160mに影響があったところを地下への移行するポイントを100mずらすことで、100mを保存、60mは記録保存、つまりは解体するということのようです。
これにより地下への移行は、雑魚場架道橋下の通路より田町側になるようなので、通路は現状のまま残されるようです。まあ、それはそれでよかったのかと思います。
2024年2月12日
田町駅の東口では、自由通路の拡幅工事が進んでいます。

2024年2月12日
田町駅の北側で羽田空港アクセス線の工事が進んでいます。工事は以下のように進みます。

現在は、田町駅のすぐ北側、山手線内回りと外回り(手前から2番目と3番目の線路)の間にある引上げ線の撤去が進めてられています。

撤去された引上げ線の後に新たに架線柱が建てられています。


上の写真の少し先に雑魚場架道橋があります。高輪築堤と雑魚場架道橋下の通路についてどうするかは、現時点では、不明です。
2023年12月1日
雑魚場架道橋が、羽田アクセス線の地下工事の影響で浜松町側に移設されるようです。どの程度の距離移設されるかは不明ですが、アクセス線が地下にもぐる手前に移設して通路を確保するようです。田町駅の自由通路では代替にはならないようです。ただし、雑魚場架道橋近辺では、最近報道されたように高輪築堤の可能性がある石積みが発見されています。仮に高輪築堤だった場合、ちょっと具合が悪いのではないかと思います。雑魚場架道橋は、雑魚場と呼ばれた市場と海を行き来するための水路(築堤の切れ目)にかかる橋で、現在の通路部分は水路だったとどこかで読んだ記憶があります。(つまり築堤の切れ目、但し、ソースが不明です。)だとすると通路の移動先が別な水路(築堤の切れ目)でない限り築堤を取り壊す必要があるのではと思います。実際のところ、どうなんでしょうかね。
2023年10月3日
田町タワーが竣工し、部分的に開業しています。田町駅から本芝公園までデッキを通じてつながりました。

2023年10月1日撮影

2023年10月1日撮影
2023年9月8日
森永プラザビルの計画概要が明らかになりました。それによれば、歩行者用デッキが国道15号側とJR線路側に設置されるようです。これにより本芝公園から田町駅へのアクセスが改善されることになります。やはり雑魚場架道橋下の通路の代替となるのでしょうか。

(2023年4月28日 写真を追加)
港区は、田町駅の東西自由通路の歩行者交通量の増加が予想されるため、自由通路を拡幅整備します。


その工事のため、森永プラザビルと田町駅の間にタワークレーンが設置されました。



自由通路の拡幅に加えて、将来、森永プラザビルと田町駅の間に歩行者デッキが設置され、2023年6月末に竣工が予定される田町タワーと繋がるのではと予想されます。森永プラザビルは建替が予定されていますし、歩行者デッキを経由した田町タワーのアクセスが、あえて田町駅側からとなっているのはそのためだと思われます。

また、田町タワーの東側、本芝公園のわきには、雑魚場架道橋があり、その下はJR線の下を抜ける通路となっています。この通路が羽田アクセス線の地下工事の影響で廃止になる可能性があります。廃止にあたっては、代替通路を用意する必要があるのではないかと思いますが、その代替通路が、本芝公園から田町タワーの歩行者用デッキを経由、東西自由通路である可能性があるのではと考えられるのです。



なお、雑魚場架道橋下の通路は、区道ではなく私道だと思われます。その場合、廃止するためにどういった手続きが必要になるのでしょうか。こちらも先行きどうなるのか、非常に興味深いです。(通路の廃止が決まったということではありません。念の為。)