品川駅西口地区の再開発の一部として、高輪森の公園の拡充が計画されています。この拡充整備には、品川区の新庁舎整備が大きく関わっていると思われます。公園の南側には品川税務署と国民生活センターがありますが、こちらの敷地を公園として拡充する計画なので、これらの施設には移転してもらう必要があります。実は品川税務署と国民生活センターは、過去にも移転の方針が出されましたが、立ち消えとなっています。
品川税務署は港区高輪三丁目にありますが、その管轄区域は品川区のうち品川地区・大崎地区・大井地区・八潮地区です。品川区民の中には、管轄税務署が港区にあることに違和感を覚える方もいらっしゃるようです。そこで、品川税務署の移転先の候補先となるのが、現在検討されている品川区の新庁舎です。今のところ、具体的に品川税務署の移転先として言及されているということはありませんが、新庁舎整備基本構想・基本計画の答申では、国の機関を利便性をもって配置することとされています。

なお、現在の想定スケジュールでは、2027年度より新庁舎の供用開始を予定しているので、高輪森の公園の拡充整備はそれ以降ということになりそうです。
高輪森の公園は、とても緑の深い良い公園なので、拡充が今から楽しみです。