札の辻から八ツ山橋まで 国道15号周辺の再開発

PMO高輪ゲートウェイ

所在地:高輪二丁目19番17号

2024年11月1日に無事開業したようです。

2024年11月3日撮影
用途事務所
敷地面積826.90㎡
建築面積600㎡
延べ面積5,789.25㎡
階数地上10階
高さ45m(最高高さ51m)
着工2023年7月1日
完了予定2024年10月31日
建築主野村不動産株式会社
設計者野村不動産株式会社
施工者戸田建設株式会社

物件の詳細は、野村不動産PMOのホームページをご参照下さい。

2018 年10 月建替え方針(建替えもしくは敷地売却)決議
2019 年 8 月高輪交陽ハイツ管理組合と野村不動産株式会社、事業協力協定締結
2019 年 9 月~11 月4手法の比較検討及び説明会の実施
① 建替え
② マンション用地としての敷地売却
③ 複合建物用地としての敷地売却
④ オフィス用地としての敷地売却
2019 年12 月オフィス用地として敷地売却を推進することを決議
2021 年4 月マンション敷地売却組合設立認可
2021 年11 月分配金取得計画認可
2022 年8 月解体工事着工
2024 年10月PMO 高輪ゲートウェイ竣工

建替前の高輪交陽ハイツは1980年に建てられた分譲マンション(総戸数106戸12階建)ですが、本事業は、23区内で初めて、マンション建替え円滑化法(円滑化法)の敷地売却制度を活用した事例だそうです。

敷地売却制度では、区分所有者の全員合意がなくても、耐震性不足のために除去すべきであると認定されたマンション(要除却認定マンション)については、区分所有者の大多数が賛成すれば、マンションおよびその敷地の売却を行う旨を決議することができるとされています。

また、分譲マンションをオフィスビルへ建て替えるという点も周囲の環境の変化(高輪ゲートウェイシティの整備等)に沿ったものかと思います。

野村不動産株式会社 2022年8月16日付けプレスリリース

株式会社マーキュリー 2022年8月24日付けプレスリリース

日本ではどうしても建物の旧耐震の建物において耐震性不足の問題がついて回ります。ヨーロッパのように歴史的な建築物が残りにくいのも建物の耐震性が原因の一部かと思います。建物の耐震性も向上していると思いますので、再開発事業では、100年、200年単位での使用に耐えうる建物を増やしてほしいと思います。