札の辻から八ツ山橋まで 国道15号周辺の再開発

2023年8月23日の日刊建設工業新聞に品川浦周辺地区再開発についての記事が出ました。同再開発は、品川浦周辺地区再開発協議会(品川区)が主導しており、協議会は品川浦の周辺、約13ヘクタールの敷地を三つの街区に分けて施設整備を検討しています。敷地内に再開発ビル群を14~15棟整備する予定、総敷地面積は約8万3000平方メートル、総延べ床面積は約77万6000平方メートルを見込んでいます。9月下旬に事業協力者の候補を選定し、10月下旬に3街区それぞれで準備組合を立ち上げる予定、各準備組合は2026年度に再開発事業の都市計画決定を目指し活動していくそうです。

品川駅南地区(品川浦周辺地区)まちづくりニュース第2号より
北街区6ヘクタール業務棟、住宅棟3~4棟
商業施設も併設
西街区3.5ヘクタール業務棟、住宅棟 5棟
南街区4ヘクタール住宅棟 6棟
日刊建設工業新聞(2023年8月23日)より

2024年1月16日付けで事業協力者計13社が公表されました。各地区ごとに選定された事業協力者は、以下のとおりです。

北街区日鉄興和不動産(株)、三菱地所(株)、三菱地所レジデンス(株)、
旭化成不動産レジデンス(株)、清水建設(株)、(株)大林組、
京浜急行電鉄(株)、住友不動産(株)、中央日本土地建物(株)、東急不動産(株)、(株)長谷工不動産
西街区日鉄興和不動産(株)、三菱地所(株)、三菱地所レジデンス(株)、
旭化成不動産レジデンス(株)、五洋建設(株)、清水建設(株)、
京浜急行電鉄(株)
南街区日鉄興和不動産(株)、三菱地所(株)、三菱地所レジデンス(株)、
旭化成不動産レジデンス(株)、東京建物(株)、五洋建設(株)、
(株)大林組、東急不動産(株)

前街区において日鉄興和不動産が、北街区で大林組が選ばれていますが、これにより品川インターシティとの連続性が期待できるではないかと思います。

品川浦周辺は、ちょっとごちゃごちゃしていて、その下町感がなんともいいのですが、それがなくなってしまうのは残念です。時代の流れということで、しょうがないのでしょう。旧東海道の沿道も建替が進んで新しい建物が増えています。

北街区には、結構規模の大きい都営住宅があるのですが、これらも建て替えられて北青山三丁目アパートのようになるのでしょうか。また、北街区は、品川グランドコモンズ、インターシティ、品川セントラルガーデンと連続性を持たせたものになるといいなと思います。できることならデッキレベルで繋がると嬉しいです。

今後、徐々に詳細情報が出てくるでしょう。全体の完成は、2030年以降になるのではないかと思います。先々の楽しみが増えました。